ビジネスシーンで使えるお詫びの言葉・言い方集です。一括にお詫びの言葉といっても、シチ ュエーションに応じて、様々な言い方が存在します。場面場面にあった言い方を使いこなすことができれば、気持ちも伝わりやすくなり許してもらいやすくなるでしょう。
1、公(おおやけ)の場でよく使われる謝罪フレーズ
「陳謝いたします」
陳謝とは「事情を述べてわびること」なので、ミスに至った理由とともに使うのが一般的な使い方です。事情を述べないときは、「謝罪いたします」「お詫び申し上げます」とするのが正しい使い方です。
2、 小さな不手際を謝罪する (不手際:不精巧、笨拙、有漏洞)
「今後はこのような不手際がないよう、注意します」
「私の不手際をお許し下さい。」
ミスしたことへの反省と、ミスを繰り返さないことを宣言することで、謝罪の気持ちを示しています。
3、タイミングが悪いと起こる
「行き違いがあったように思いますので」
「当方の行き違いでご迷惑をおかけしました。」
連絡ミスや指示の不徹底など、ちょっとしたミスを話すときに用いるフレーズです。
4、自分の落ち度、努力不足を認める
「考えが及びませんでした」
「力が及びませんでした」
自分の力不足や想定外の障壁(しょうへき)により、失敗やトラブルに至ったときに使うフレーズです。
5、致し方ない理由を説明する言い回し
「やむなく~~に至った次第です」
主に、不可抗力でそうなったと事情と告げる際の言い回しです。「原油価格の高騰のため、やむなく値上げに至った次第です」のように使います。
6、「考え違い」とは、誤った考え方
「考え違いをしておりました」
上司や取引先から、間違いを指摘されたときに用いる謝罪フレーズです。注意された場合は下手に言い訳はせず、「おっしゃるとおりです」と素直に認めて、「考え違いをしていました。申し訳ございません」と続ければ、相手の怒りも和らぐはずです。
7、迷惑をかけた代償が見込めるとき
「この埋め合わせは必ずさせていただきます」
相手の怒りを鎮めたいときに用いられる謝罪のフレーズ。たとえば「今回の発注はキャンセルするが、次回発注するときは優先して声をかけます」という見込みができそうなときに使います。

