(四)指導項目
1. 単語
(略)
2.注釈・文法
(1)格助詞 を
他動詞の表す動作の対象を表す。
○日本語を勉強します。
○りんごを食べます。
(2)格助詞 へ
移動の方向や着点を表す。
○バスで学校へ行きます。
○毎朝7時半に教室へ来ます。
◆移動の方向や到達点を表す場合、「に」と置き換え可能です。
○バスで学校に行きます。
○毎朝7時半に教室に来ます。
(3)格助詞 に
事柄が生じる時点を表す。
◯7時に朝ご飯をたべます。
○毎日6時半に起きます。
(4)格助詞 と(一緒に)
行為を一緒に行う人を表す。
○教室で試験があります。
○喫茶店でコーヒーを飲みます。
◆「と」は、「結婚する」のような相互的な動作の相手を表す場合と、「映画を見に行く」など動作を一緒に行う相手を表す場合とがある。「といっしょに」は前者のように相互的な動作の相手に使えず、動作を一緒に行う相手に使う。
(5) 格助詞 で
Ⅰ、事柄が起きる場所を表す。
○教室で試験があります。
○喫茶店でコーヒーを飲みます。
Ⅱ、手段・方法を表す。
○ペンで字を書きます。
○バスで学校へ行きます。
Ⅲ、数量・部分量を表す名詞について、行為者の数量を表す。
○いつも1人で教室で勉強します。
○家族みんなで食事します。
(6)並列助詞 か
挙げられているものの中から当該するものを選択する場合に使う。
○朝コーヒーか紅茶を飲みます。
○バスか自転車で学校へ行きます。
(7)それから
時間的に連続して起こる二つの出来事を前件・後件としてつなぐのに用いられる。
○午後2時ごろ買い物します。それから、映画を見ます。
○日曜日、デパートへ行きます。それから、家に帰ります。
(8)時間
(略)
(9)Vます
丁寧体は、聞き手や読み手への敬意を表わす文体である。目上の人や親しくない人と話すときや改まった場面、また手紙文などで使う。丁寧体は、今まで勉強してきた丁寧形、つまり、「します、しません、です、ではありません」などの形を使うものである。
○日本の方ですか。
○毎日日本語を勉強しますか。

