一、受付での応対
1.マナー
(1)お客様が見えたら、すぐに立ちます。
(2)笑顔で声をかけ、待たせずに応対します。
2.やり方と文型・表現
(1)挨拶をします。
例:いらっしゃいませ。(欢迎光临。)
(2)相手が誰なのかを確認します。
例:①失礼ですが、どちら様でしょうか。(对不起,请问您是哪位?)
②恐れ入りますが、お名前をお伺いしてよろしいでしょうか。(不好意思,可以问一下您的名字吗?)
(3)相手の要件を尋ねます。
例:恐れ入りますが、どのようなご用件でしょうか。(不好意思,请问有什么事?)
(4)アポイントの有無を確認します。アポありの場合、予約してある部屋へ案内する。アポなしの場合、取次ぐ相手に確認する。
例:①失礼ですが、お約束でございますか。(对不起,您预约了吗?)
②お待ちしておりました。(已恭候多时。)
③お取次ぎいたしますので、少々お待ちくださいませ。(我给您转接,请稍等。)
3.モデル会話
(1)名指し人がいる場合
受付:いらっしゃいませ。
中島:お忙しいところを恐れ入ります。わたくし、ヤマト電気の中島と申します。お約束はないのですが、営業課の佐藤課長はいらっしゃいましたら、お目にかかりたいのですが。
受付:どのようなご用件でしょうか。
中島:先日ご相談した件、至急ご連絡したいことがございまして。
受付:かしこまりました。お取次ぎいたしますので、少々お待ちくださいませ。
中島:はい、よろしくお願いします。
(2)名指し人がいない場合
受付:いらっしゃいませ。
中島:お忙しいところを恐れ入ります。わたくし、ヤマト電気の中島と申します。
受付:はい、いつもお世話になっております。
中島:本日お約束はしておりませんが、営業課の佐藤課長にお会いすることはできないでしょうか。
受付:営業課の佐藤ですね。ただ今お取次ぎしますので、少々お待ちください。
……(しばらくして)……
受付:大変申し訳ございませんが、あいにく佐藤は出張に出かけており、ただ今不在ですが。
中島:そうですか。
受付:せっかくお越しいただいたのに、申し訳ございません。
中島:いいえ、こちらこそ、突然お伺いして申し訳ございませんでした。では、また今度改めて伺いいたしますので、本日はこれで失礼いたします。
二、案内の仕方
1.仕方及び文型・表現
(1)行き先を告げる。
例:①応接室にご案内いたします。
②会議室までご案内いたします。
(2)先導する。
先導するポイント:
①歩く時は、お客様の左側、斜め2~3歩前に立つ。
②お客様の歩調に合わせ、時々後ろを振り返りながら歩く。
③階段では、お客様が手すり側を上がるようにする。
④曲がり角では、「こちらでございます」の一言。
(3)入室する。
部屋の前まで来たら、ドアをノックして、「こちらへどうぞ、お入りください」と言います。
(4)上座へのご案内
お客様がどこに座ってよいか迷わないよう、上座を勧めます。
②こちらにお掛けになってお待ちください。(请坐在这里稍等。)
※上座を見極める:
①応接セットがある場合は長いす。
②入り口から最も遠い席。
③社員の往来が少ない席。
④窓や良い景色が見える席。
(5)退室する
例:①ただ今担当者を呼んでまいります。失礼いたします。(我现在去叫负责人。失陪了。)
②すぐに担当者が参りますので、少々お待ちください。(负责人马上就来,请稍等。)
2.モデル会話
受付:松下商社の田中様でいらっしゃいますね。応接室までご案内いたします。どうぞ、こちらへ。
田中:はい、よろしくお願いいたします。
受付:こちらでございます。どうぞこちらにおかけください。すぐに担当者が参りますので、少々お待ちください。失礼いたします
田中:はい、失礼します。
三、来客を迎える応対
1.アポイントがある来客を迎える場合
(1)文型・表現
①お待たせして、どうも申し訳ありませんでした。(让您久等了,非常抱歉。)
②お呼び立てして、どうも申し訳ありませんでした。(叫您来,真对不起。)
③わざわざご足労いただき、どうも申し訳ありませんでした。(您特意来,真是太抱歉了。)
(2)モデル会話
佐藤:お待たせしまして、どうも申し訳ありませんでした。
中島:いえいえ、お忙しい中、貴重なお時間を取ってくださり、誠にありがとうございました。
佐藤:いいえ、こちらこそ。ご足労いただき、恐縮です。
中島:それで、早速ですが、先日お願いした件、ご検討いただけたでしょうか。
2.アポイントがない来客を迎える場合
(1)文型・表現
①どのようなご用件でしょうか。(有什么事吗?)
②お名刺を頂戴できますか。(可以给我名片吗?)
③私がご用件を承りますが。(我能为您效劳吗?)
④仕事が立て込んでおりますので、手短にお願いできますか。(工作很忙,能请您简短说一下吗?)
(2)モデル会話
担当者:お待たせしました。営業課の吉田です。
田中:初めまして、わたくし、ABC会社の田中と申します。本日、貴重なお時間を割いていただき、申し訳ありませんでした。
……(名刺交換)……
担当者:あのう、誠に申し訳ございませんが、いろいろ仕事が立て込んでおりまして、手短にご用件をお願いできませんか。
田中:はい、実はこの度御社が開発いたしました新商品について、ぜひとも弊店で販売させていただきたいと思いまして。
四、別れ際の応対
別れ際の印象はその訪問の締めくくりの誠実な応対にかかっていますから、最後の最後まで誠実な応対をすることが大切です。
1.文型・表現
(1)話を切り上げたいときの言い方
①次の得意先回りも残っておりますので、私はこれで失礼します。(还要去见下一个客户,我就此告辞了。)
②もっとゆっくりお話ししたいのですが、あいにく今日は11時から会議が入っておりますもので、……(我还想慢慢聊,不巧今天11点开始开会,所以……)
(2)相手へのお礼の言い方
①本日はお時間を割いていただきまして、ありがとうございました。(感谢您今天抽出时间。)
②本日はお忙しいところを、ありがとうございました。(感谢您今天百忙之中抽出空来。)
③本日はご足労いただき、本当にありがとうございました。(今天劳烦您来,非常感谢。)
(3)今後の厚誼を願う挨拶言葉
①これをご縁に今後ともよろしくお願いいたします。(借此机会,今后也请多关照。)
②これをご縁に弊社をお引き立てください。(以此为契机,请您多关照本公司。)
(4)別れ際の言葉
①詳しいお話は次回ということで。またお会いできるのを楽しみにしております。(详细情况下次再说。期待着能再见到您。)
②では、ご連絡をお持ちしております。(那么,等您的联系。)
2.モデル会話
担当者:もっとゆっくりお話ししたいのですが、あいにく今日は11時から会議が入っておりますもので、……
田中:そようですか。これをご縁に弊社をお引き立てください。
担当者:それでは、この話の続きは、後日改めてということでよろしいでしょうか。
田中:はい。また、こちらからお電話させていただきます。本日はお忙しいところを、ありがとうございました。では、これで失礼いたします。
担当者:本日はご足労いただきまして、本当にありがとうございました。では、玄関まで、お送りいたします。
まとめ
一、受付での応対
1.マナー
2.やり方と文型・表現
3.モデル会話
二、案内の仕方
1.仕方及び文型・表現
2.モデル会話
三、来客を迎える応対
1.アポイントがある来客を迎える場合
2.アポイントがない来客を迎える場合
四、別れ際の応対
1.文型・表現
2.モデル会話

